Jリート(不動産投資信託)は、多数の物件からの賃料などを原資として成り立っており、制度上、その収益の大半を分配金(株式でいう配当金)として投資家に還元しなければなりません。そのため、相対的に高く安定した分配金利回りが期待できます。現在、東証には62銘柄のJリートが上場していますが、ほとんどのJリートでは年2回の決算期があります。
私の経験ですが、運用資産が小さい時に、Jリートの個別株に投資しても長続きしません。理由は、Jリートを1~2種類買っても、分配金以上の価格変動があり、特に価格が下がった場合は怖くなって手放すことが多いからです。米国株のように分配金が出る頻度が多ければ、まだ我慢ができるのですが・・・。
対策として、年6回分配金が出る上場インデックスファンドJリート隔月分配(1345)がおすすめです(表.1参照)。2か月に1回、分配金がでれば、もう少し我慢して保有しておこうという気になりますね。
表.1 隔月分配のJリート指数連動型ETF(東証) (2020/12/24 時点、出典:JAPAN-REIT.COM)
手間がかかってもいいのであれば、表.2の決算期の異なる3種類のETFを組み合わせて、毎月分配金を得るという方法もお勧めです。例えば、次のような組み合わせです。個別株を組み合わせるよりも、安くて済みます。
・NZAM 上場投信 東証REIT指数(1595)
・NEXT FUNDS 東証REIT指数連動型上場投信(1343)
・MAXIS Jリート上場投信(1597)
この組み合わせは単純に時価総額の大きい順から選んでいるので、実際の購入については、手数料などの要素も加味して自分の判断で選んでください。
表.2 年4回分配のJリート指数連動型ETF(東証) (2020/12/24 時点、出典:JAPAN-REIT.COM)
一つ注意ですが、高分配金を毎月得るために、「毎月分配型の投資信託」には絶対手を出さないでください。私の知っている限り、お腹のすいたタコが自分の足を食べるような「たこ足配当」の投資信託なので、知らない間に資産がなくなっていきます。
なお、私はJリートのETFは資産が大きくなってから購入していません。理由は、別の機会に説明したいと思います。
ご参考まで。
*上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。
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