FIREとは、「Financial Independence,Retire Early」の頭文字を取った言葉で、直訳すると「経済的に独立し、早期に退職する」という意味です。FIREの目的は単純に「お金持ちになる」ということではなく、「生活のためにお金を稼ぐことから解放され、自分の好きなことに時間を使う」ということ、もっと分かりやすく言うと「働かないで、自分の好きなことだけして生きていく」ということです。
このFIREを実現するために4%ルールという有名な考え方があります。
これを分かりやすく説明すると、あなたが米国ETFであるVOO(S&P500)を1,000万円購入した場合、VOOの株価は平均して年率7%上昇しているので、1年後には平均して1,070万円の時価評価額となります。ここから、50万円分(1,000万円の5%)を売却しても、残りは1,020万円となり、元本よりも大きくなります。また、手元には、50万円から20%の税金が引かれた40万円(1,000万円の4%)が残ります。ということは、VOOを1,000万円購入すれば、毎年40万円(4%)使っても、元本は減らないということになります。これが4%ルールの考え方です。(外国税額控除は自分でやってくださいね!)
また、4%ルールを用いれば、あなたの生活費が年間300万円であれば、300万円/4%=7,500万円分のVOOを買っておけば、それだけで働かないで生きていけるということです!
私は、ボラティリティ(価格の変動)が少なく、1年経つと知らない間に価格が上昇しているVOOが好きでよく購入していました。しかし、売り時が良く分かりませんでしたが、4%ルールを知ってからは「株価に関係なく、困った時に4%(税引き後)だけ売ればいい」とわかり、長い間の悩みから解放されました!
ただし、一般的な日本人であればコツコツ貯めたものを一部といえども売却するのは心理的に難しいので、資産運用のメインをVOOなどの海外ETFとして、4%ルールを適用しながらFIREするのは難しいと思っています(知らんけど!) そのため、私は資産運用のメインをJリート(または高配当株)として、分配金(配当金)だけでFIREしていくつもりです。
ご参考まで。
<参考>
FIRE、4%ルールについては、いろいろな本が出ていますが、「FIRE 最強のリタイア術-最速でお金から自由になれる究極メソッド」クリスティー・シェン、他著(ダイヤモンド社発行)が起点となっています。また、時間のない方は、中田敦彦さんのYou Tube大学でも解説しているので、興味のある方は参考にしてください。
*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。
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