FIREまで、170日です。
さて、週休3日制について、三鬼商事のWebマガジンにコラムが掲載されていました。内容が良くまとまっているので、週休3日制の概要の部分のみ転記させていただきます。
1.週休3日制の概要。
政府は来年度の予算編成に向けた財政運営の基本方針の中に、「選択的週休3日制の普及」を盛り込んだそうです。「選択的週休3日制」とは、従業員が希望すれば、1週間に3日休日を取得できるという何とも羨ましいワークスタイルのことで、すでに実験的に導入している企業もあります。とはいえ、働く日数が減るわけですから、給与については無条件に「現状維持」というわけにはいきません。導入企業の給与形態を見ても、「週休3日制を選択した場合は約2割の減額」をプロトタイプとして、1日の勤務時間を増やせば(8時間→10時間)週休2日制と同じ給与を維持できたり、会議や報告など実務以外は最小限の時間で済ませて、週休3日でありながら給与も現状を維持したりと、さまざまなタイプがあるようです。
もともとこの制度を提議したのは経団連の元会長で、背景には大企業の人件費を削減する思惑があったのでは?などと見る向きもありました。しかし、大手人材紹介会社がおこなった選択的週休3日制に関する意識調査によると、「好きなことに費やす時間が増える」「育児と仕事の両立がしやすくなる」「介護の時間が確保しやすくなる」など、ワークライフバランスの視点から制度を歓迎する声も数多く見られました。
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このコラムを読んで、ふと思い出したのが、台湾のエリートの話。もう10年以上前の話ですが、私は液晶関係の仕事で台湾によく行っており、そこで仲良くなったエンジニア(私にとってはお客様ですが)の3人からは、結婚式に招待されるほど信頼されていました。当時、台湾は液晶工場の建設ラッシュで、その中の一人から聞いた話ですが、
①彼は、朝6時から会社にでて、夜12時過ぎに帰る暮らしを繰り返している。
②台湾では、(日本円で)8,000万円を貯めれば、生活に困ることなく引退ができる。
③台湾のエリートは、8,000万円を貯めて、40歳代で引退するする人が多い。理由は、仕事をやりすぎて、体がボロボロになっているから。
④彼も、8,000万円を貯めて引退するつもりだ。
という内容でした。
この話を聞いて、総労働時間の削減に取り組んでいる日本の液晶メーカは競争に負けるな!と思いましたが、結果はその通りになりましたね。
3.複雑な思い。
働き方改革の中で、週休3日制は私たちの働き方の選択肢が広がるということでとてもいい制度になると思います。特に、サイドFIREを目指す方などにはいいのではないですかね! ただ、日本の企業(特に製造業)の復活に寄与する政策も同時に進めていかないと、ますます日本の凋落が加速しそうで複雑な気持ちです。具体策はありませんが・・・。
ご参考まで。