親の遺産もない、当然贈与もない、お医者さん・弁護士さんのように高給取りでもない、そんな普通のサラリーマンが億り人になるために次のことが重要と説明しました。
①穴の開いていないバケツをつくる。
給料(、ボーナス)の1/4を、強制的に、簡単に引き出せない金融商品に貯めていく。
②穴の開いていないバケツにお金を貯めていく。
収入(アップ)> 支出(ダウン)+ 貯蓄(アップ)を地道に実行する。これにより、投資をするためのタネ銭(余裕資金)を貯める。
③株式投資の理論を身に着ける。
そして、米国株投資のバイブルと言われている3冊の本を読み、株式投資の基礎理論を身に着ける。
次に、株式投資の実践の話に移ろうと思ったのですが・・・!?
・・・「至誠さん、話が長いよ~! 早く、投資を始めようよ!」
・・・「・・・!」
人間はお金が絡むと、善悪の判断がつかなくなる時があります。私は歳を取ってきた分、他人の失敗も多く見てきました。みなさんには、他人の失敗事例を知って、自分が同じ轍を踏まないように特に注意してほしいと思います。
1.会社のお金を横領し、FXで30億円を溶かす!!!
事件の概要を示したのが末尾の記事です。
ベンチャー企業の財務の責任者(取締役)が、10か月の間、会社に知られないように400~500万円というお金を何度も会社の口座から個人の口座に移し、それを使ってFXをやっていたとのことです。結局、負けが積もりに積もって、30億円というお金を溶かしてしまったというのが事件の概要です。これは過去最大の横領事件でした(私がネットで調べた範囲ですが)。
実は、その取締役というのは、私が知っていた人でした。彼は東大を卒業し、ベンチャー企業とはいえ取締役まで昇進し、奥さんと小さなお子さんまでいるという順風満帆な人生だと思っていたのですが、横領で逮捕されたと聞いて、とても驚きました。
彼は逮捕され(事実)、刑務所に入ったと思いますが、これで彼の人生は完全に詰んでしまいました。同時に、残された奥さんと小さいお子さんは犯罪者の家族という烙印を押され、一生みじめな生活を送るのではないかと考えたら、とてもかわいそうです。
なぜ、彼がこのような犯罪に走ったのか?原因は分かりませんが、もし彼がお金に困っていたのなら、FXなどのゼロサムゲームでお金を稼ぐのではなく、S&P500に対応する米国ETFに投資しておけば、30億円*7%/年=2.1億円/年を低リスクで稼げることを教えてあげられたのですが・・・。
・・・「至誠さん、それは考えが違うよ! 横領なんかしたら駄目だよ!」
・・・「・・・ "(-""-)"」
投資をする場合は、余裕資金でやりましょう。
絶対に、会社のお金を横領などしてはいけません。
ご参考まで。
<参考>横領事件記事抜粋 2020年6月10日
共同通信の報道によれば、会社の口座からおよそ29億円を着服した疑いで、○○元取締役の△△容疑者が逮捕された。逮捕容疑は2018年4月~2019年1月、会社の口座から複数回にわたり、自身の口座に計約29億4千万円を送金・横領した疑い。△△容疑者は当時、経理担当者として会社の資金を1人で管理しており、着服した金の大半を FX取引に充てていたとされる。着服金額は最終的に33億円余りに上るとみられ、警視庁は余罪を追及している。
文章が長くなったので、次の第2話は次回に持ち越しです。ご期待ください。
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。