FIREまで、あと160日です。
さて、中国恒大集団のデフォルト・リスクにより、市場が大きく変動(下落)していますが、私の対処方法について説明したいと思います。
1.不確実性は、新しい状態(ニューノーマル)。
経産省 中野参事官が、「2020年版ものづくり白書」という題名で講演されました(2020年7月14日)。そこでは、2020年初めに新型コロナウイルスで産業界は大きな影響を受けたが、それまでにも、英国のEU離脱、米国大統領選挙、米中貿易摩擦などで産業界は翻弄されており、世界の不確実性が高まっている。よって、不確実性は、新しい状態(ニューノーマル)(ゲオルギエバIMF専務理事)になりつつあるとのことです。下図は、その講演で使用されたグラフです。
2.S&P500も、実はたびたび大きく下落。
安定して、きれいな右上がりのグラフを描いていると言われているS&P500も、実はたびたび大きな下落に見舞われています。
VOOのグラフ(下図)だけを見ているとなかなか分かりませんが、りんりさんのブログから引用させていただいた過去10年の最大下落幅を見ると、それなりの迫力ある数値ですね!
<S&P500 最大下落幅(過去10年)>
2020年-33.9%
2018年-19.8%
2016年-10.5%
2015年-12.4%
2011年-19.4%
2010年-16.0%
注)りんりさんのブログから引用。
3.それではどうするか?
再び、経産省 中野参事官の講演内容に戻ります。中野参事官は野球が好きで、イチローの例を出して、説明されていました。すなわち、普通のバッターはストレートが来ると読んでいるところにフォークが来ると打てない。イチローの場合は、山を張らず、胸元まで引きつけて、球種を見極めた後に打つのでヒットの確率が高いとのことです。
産業界では、不確実性が高い場合は、最終的な意思決定をできるだけ先延ばしにし、市場動向をぎりぎりまで見極めた後に対応したほうが成功確率が高いということです。
したがって、私の場合は、米国株式市場をぎりぎりまで見るために、今は動きません。もし、リーマンショックのような事態に陥った場合は、保有する現金で、果敢に買い向かいたいと思います。
・・・「至誠さん、今回はまじめだね! 落ちは無いの?」
・・・「ありません (-_-;)」
ご参考まで。
<追記>
9月21日夜に欧州、米国の株価を見ると持ち直していますね。皆さんの幸運を祈念しています(デッド・キャット・バウンスでありませんように)!
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。