FIREまで、あと159日です。
さて、中国恒大集団のデフォルト・リスクにより、市場は不安定な動きを継続しています。漠然としたデフォルトの不安感から、いろいろなメディアの情報を収集しても、それぞれの見解が異なっており、今後、どうすればいいのか分からないのが実情だと思います。
このような時には、「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というビスマルクの言葉のとおり、過去の事例から最悪ケースを想定し、自分なりの対策を考えておくことが重要だと思われます。
今回は、「大恐慌の勝者たち」(玉手義郎著 日経BP発行)を参考事例として、私なりの考えを述べたいと思います。
1.大恐慌とは?
1929年10月24日にNY証券取引所で発生した株価大暴落をきっかけに生じた1930年代の厳しい景気後退のことを指します。
実は、10月24日は「暗黒の木曜日」と言われていますが、 終値で見れば、この日は「小幅安」 。暗黒の木曜日は「暗黒」ではなく、市場は楽観論に包まれていました。本当の暴落が起きたのは、もっと後。そしてそこからアメリカ経済は 「失われた25年」 に突入します。
参考のため、文中にあったダウ平均株価のグラフを添付しておきます。これからわかるように、株価暴落は単純な動きではありませんでした。株価が落ちたと思ったら切り返して上がり、一安心させたところでまた下がるといった「フェイク」を繰り返していました。
2.参考となる事例。
「大恐慌の勝者たち」の中で、私たちが実行できるとすれば、以下の2パターンだと思われます。
(1)暴落のタイミングを的確に予知し、売り逃げ、更に空売りを仕掛けることで稼ぐ。
(2)「強気相場は悲観の中で生まれ、懐疑の中で育ち、楽観とともに成熟し、陶酔の中で消えていく。」 悲観の極みは最高の買い時ということで、底値買いで稼ぐ。いわゆる、「バーゲン・ハンティング」を実行。
3.私ならどうするか?
売り逃げ、空売りは相当な知識と経験を持っていないとだめなので、少なくとも私には無理です。やはり、「バーゲン・ハンティング」一択ですね。そのためには、日頃から、ある一定割合の現金を保有しておき、株価が底だと思ったタイミング(複数回)で買い向かおうと思います。
・・・「至誠さん、コロナショックの時と同じだね!」
・・・「やはり、自分の自信のあるやり方しかできません (-_-;)」
なお、詳しい内容を知りたい方、上記の考えに疑問を持たれた方は、自分で本を買って、自分で考えてみてください。本の価格は1980円です(笑)
ご参考まで。
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。