FIREまで、あと152日です。
さて、今回は小ネタではなく、海外リートの話です。
日経新聞電子版(2021年9月18日)に「ハイテク関連インフラに投資 海外リートが快走中」という記事があり、パインブリッジ・グローバル・テクノロジー・インフラ・ファンド(以下、未来インフラと略)が、投資対象をデータセンターや通信タワー、Eコマースにかかわる物流施設などのテクノロジー・インフラ関連銘柄に絞っているため、残高100億円以上の海外リートでは過去3年間のリターンが首位だったと記載されていました(添付参照)。
私としてはあまり投資信託には興味がなかったのですが、天下の日経新聞様が掲載した記事とあらば、調べないわけにはいきません(笑)。そこで、楽天証券で調べた結果が、図.1のグラフです。
図.1 パインブリッジ・グローバル・テクノロジー・インフラ・ファンドのパフォーマンス(楽天証券、2021年9月21日)
・・・あれれ?
未来インフラのパフォーマンスは良好ですが、純資産がどんどん減っています!?
私が所有しているeMAXIS Slim 先進国リートインデックスを見てみると、パフォーマンスは未来インフラとほぼ同等ですが、純資産は急激に増加しています(図.2参照)。管理費用(含信託報酬)は、未来インフラの約1/8の0.22%。おまけに、eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは楽天証券のファンドセレクション2021にも選ばれています(今日気が付きました(笑))。
私は、eMAXIS Slim 先進国リートインデックスを継続して所有していくことに決めました。
図.2 eMAXIS Slim 先進国リートインデックス(楽天証券、2021年9月21日)
・・・なぜじゃ?
私見ですが、eMAXIS Slim 先進国リートインデックスは設立されて1年ちょっとの投資信託なので、日経マネーの調査対象範囲に入っていなかったのでは?と思われます。
世の中には、嘘ではありませんが、100%の真実を言っていない場合があります。
会社の報告資料などでも散見される場合があるので注意が必要です(笑)。やはり、自分で判断基準を持ち、おかしいと思った時はすぐに調べることが大切ですね!
・・・「至誠さんの所有しているXLRE(S&P500不動産セクター)はもっと利益がでているの?」
・・・「XLREは子供に贈与するから、別にいいんだよ!」
・・・「・・・(-_-;) 」
<追記>
日経新聞の記事が出た後に、中国恒大集団の巨額債務問題が露見し、海外リートは大きく値を下げました。私の保有する、eMAXIS Slim 先進国リートインデックス、およびXLREは値を下げたままです。やはり、「日経新聞に好調な記事が出ると、そこがピーク」ということは真実ですね!
ご参考まで。
<添付>
「ハイテク関連インフラに投資 海外リートが快走中」日経マネー2021年9月18日
今回はコロナ後の景気回復を見据えて注目が集まる海外REIT(不動産投資信託)投信を取り上げる。コロナショックで大幅に下落した主要REIT指数は昨年末から反転。今年に入り、過去最高値を更新している。ワクチン接種が進み、経済活動の本格的な再開や日常生活の正常化が見えてきたことが主因だ。
下表は海外REITで運用する残高100億円以上の投信を過去3年間のリターンで並べたものだ。注目したいのは「パインブリッジ・グローバル・テクノロジー・インフラ・ファンド」。過去2年、3年で首位と、運用成績の良さが際立っている。過去1年では同種投信の後じんを拝しているが、これはコロナショックの下げが小さかった分、戻りが限られていたのがその理由だ。
同投信の最大の特長は、投資対象をデータセンターや通信タワー、Eコマースにかかわる物流施設といった、テクノロジー・インフラ関連銘柄に絞っていること。多くのREIT投信にとって逆風となったコロナ禍であるが、在宅勤務やネット通販の拡大が運用成績向上に寄与した格好だ。
(ーーー以下、省略ーーー)
*モチベーション維持のため、どれか一つポチをお願いします。
*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。