FIREまで、あと116日です。
さて、今回はグローバルビジネスに要求される逞(たくま)しい人材について話をさせてほしいと思います。
昔、グローバルビジネスに要求される逞しい人材について、P社の部長、K社の執行役員、外資系の社長など(実は同じ大学の同期ですが)と勉強会をする機会があり、とても勉強になったので、参考にしていただければと思います。
もちろん、勉強会の後は宴会でした(笑)。
・・・「至誠さん、何で急にこんな話題になるの?」
・・・「若い人には海外でも活躍してもらって、日本の経済を強くしてほしいなと思ったんだよ。」
勉強会に参加した人はみんな海外経験が豊富であり、グローバルビジネスに要求される逞しい人材は、本人がやる気があることを前提として、次の5点を備えている人材という結論でした。
(1)その国の最低限のルール、マナーを知っている。または、事前に調べておくことができる。
<決定的なトラブルになり得る事例>
・インドネシア:家族同伴のパーティで、お客様の子供がとてもかわいかった。たまたま右手にグラスを持っていたので、左手で子供の頭を撫でた。
・中国 :重要なお客様に、日本的なお土産が良いと思って、わざわざ京都で扇子を買ってきて、渡した。
・米国:同じ会社の新婚の女性が最近太ってきたので「子供ができたの?」と質問した。
(2)人よりも抜きん出た技術を持っている。専門知識を持っている。または、そのような人と良好な関係を築いており、適宜、①情報入手できる、②動かすことができる。
国内でも頼られる人は同じ。海外では瞬時に対応を迫られるため、その傾向が強い。
<営業パーソンが失敗する事例>
・プレゼンしかできない。
・技術的な質問に答えられない。いつも「持ち帰って回答する」と返事する。
・何も現場で決められない、等々。
(3)信頼できる現地のパートナー(通訳、アテンド)を確保している。または、通訳、アテンドが信頼できる人間かどうかを判断できる。
<信頼できるとは?>
・嘘をつかない。良い情報だけで無く、悪い情報も伝えてくれる。
・積極的に提案ができ、その理由を説明できる。
<更に欲を言えば>
・お客様と良好な関係を築くことができる。機知に富んでいる。24時間対応できる。
(4)相手を尊敬する気持ちを持つ。
お客様、パートナーを問わず、見下すことは絶対しない。相手の面子を守ることが重要。
(5)約束を守る。期限を守る。お客様の身になって考える。クレームに素早く対応する、等々。
当たり前のことだが、これで信頼関係が生まれる。
・・・「至誠さん、英語ができるとかは重要じゃないの?」
・・・「日本で日本語ができても当たり前なのと同じ。それよりも、図面や計算式で説明できるほうが尊敬されるよ。」
勉強会に参加したメンバーは技術を重視する会社に所属していたので、このような結論になったかもしれません。ご参考まで。
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*なお、今回の話は投資と関係ありませんが、投資は自己責任でお願いします。