前回、「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を読んで感じた違和感について話をさせてもらいました。
数日して、リべ大の両学長から、「【ゼロで死ぬ】死ぬときに『資産をゼロ』にするのは正しいか?」という題名で、YouTubeが公開されました(添付参照)。
さすが、両学長ですね!
私のブログよりも、非常によくまとまっています(笑)
私の備忘録もかねて、要旨を下記します。
1.【ゼロで死ぬ】要旨。
(1)著者の主張。
・お金は「今しかできないこと」をするために使え。
・若いうちにしかできない「経験」は借金してでもやれ。
・人生で一番大切な仕事は「思いで作り」。
・45歳~60歳で資産を取り崩し始めろ。
・ゼロで死ね。
(2)なぜ、資産形成期の45歳~60歳で資産を取り崩し始めろと言っているのか?
それは、以下のアメリカでの調査データに因っています。
・老後の収支は、トントンの人が多い。
・裕福な人は、退職時の資産の88%を残して亡くなる。
・そうでない人も、退職時の資産の75%以上を残している。
・老後世帯の3分の1は、資産を増やしている。
・年金受給者は、退職後18年で4%しか資産を減らしていない。
すなわち、多くの人が死ぬまでお金を貯め続けて、お金を使わずに死んでいるからです。
2.両学長の考え
(1)なぜ人は使い切って死ねないのか?
・いつ死ぬかが分からないから、不安で手元に残しておきたい。
・使おうとおもっていても、老後の生活は意外にお金がかからない。
・資産額はステータス・力だから、減らしたら自己肯定感や選択肢が減る。
・子供(もしくは社会)に残してあげたい。
(2)両学長は、ゼロで死ぬを目指さない。
・何を目指すかというと、持続可能な永遠の右肩上がり。
(3)両学長にとっては、「幸福の資本論」(橘玲)の考えがあっている。
幸福のベースになる要素は以下のとおり。
・金融資本(持っているお金の量)
・人的資本(働いて稼ぐ力)
・社会資本(家族・友人などとの絆・繋がり)
(上記に加え、両学長は健康と時間も幸福の要素だと考えている。)
*両学長は、ゼロで死ぬよりも、上記の幸福の3つの資本を伸ばしていくことを推奨している。
<参考>
いかがでしょうか?
「自分がいかに生きるか」という問題なので、正解はありません(笑)
私としては、両学長の考えに魅力を感じます。
ただし、この本がアリとキリギリスの話を例にあげ、「アリはいつ遊ぶことができるのだろう?」と問題提起をし、経済的に豊かになるだけでなく、人生を豊かにするための方法を考えるヒントになったという面で、名著だと思っています。
ご参考まで。
・・・「至誠さん、アメリカには新しい発想をする人がいるんだね!」
・・・「これからは、いかにお金を使うかという本が多く出てくるかもしれないよ(^^♪ 」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。