皆さん、こんにちは!
さて、今回は、私のブログによくコメントをくださるbifumさんから、以下の質問を受けました。簡単には回答できなかったので、このブログ本文で回答したいと思います。
1.bifumさんからの質問。
先生質問です!
考えるのに疲れ、2017年5月にそれまで所有していたリートとETFのほとんどを利確し、1年かけて投信積立に載せ替えて、載せ替え完了以降、毎日こつこつ基本3千円ずつ積み立ててている者です。
以前から、どの雑誌でもインデックスブロガーの日記でも、S&P500は大人気ですが、ダウ連動は影が薄いんですね。
長期的なパフォーマンスはS&P500が優れると、過去50年を比較してS&Pの優位性をチャートで示しているブロガーさんが過去に居て、そのチャート、直近20年だけみたら逆転しているじゃないかと質問したら、コメントが承認されませんでした(笑)
先生は、なぜみんなS&Pがこんなに好きなのか、どうお考えになられますか?
<以下、省略>
2.ここからが私の回答。
まず、米国ETFの総資産と人気は比例するので、総資産を見てみましょう!
なんと、S&P500に連動する代表的な米国ETFであるSPY、IVV、VOOが上位3位を独占しているのに比べ、NYダウに連動する米国ETFであるDIAは46位です。
そして、SPY、IVV、VOOの総資産は合計868,928百万ドルに対し、DIAの総資産は26,643百万ドル。100:3の割合です。
確かにNYダウ(DIA)は人気が無いですね!
1位~10位
<中略>
46位~
(出典:ETF Database)
それでは、なぜNYダウはS&P500に比べ人気が無いのでしょうか?
このような質問に関するGoogle先生の回答はありませんでした(笑)
私の検索力の無さかもしれませんが、逆に、bifumさんの質問が斬新すぎるからかもしれません(笑)
そこで、ここからは私の見解です。
<投資家にNYダウが人気がない理由>
1.時価総額が小さい。
(機関投資家があまり手を出さない。)
2.NYダウの正式名称は「ダウ工業株30種平均」であり、「工業」と付いているだけに、広い意味での工業に関する企業30社が対象(鉄道や公共事業は算出の対象外)。
また、採用されている銘柄数が30と少ないことや、「株価平均型」で算出されることから個別の銘柄の価格変動の影響を受けやすい。
(米国株の代表にならない。)
3.NYダウの構成銘柄は、ディフェンシブ銘柄が多い。
そのため、株価上昇局面では、S&P500、NASDAQ100(QQQ)に劣る。逆に、株価下落局面では、それらに勝るが、高配当ETFのVYM、HDV、SPYDに劣る。
(中途半端です。)
bifumさん、いかがでしょうか?
個人的には、米国株のオールスターチームであるNYダウは嫌いではなく、一時保有していた時期もありました。DIAは、毎月配当が出るのもいいですね。
ただ、投資のメインに置くには弱そうな気がしますね。
そのために、投資家に人気が無いのではと思います。
(やはり、投資のメインはS&P500か全米株式がいいと思います。)
bifumさんは、たぶん、私よりも若く、まだ仕事をされているので、頑張って資産運用に励んでください。
ご健闘を祈念しています。
ご参考まで。
・・・「至誠さん、最近、質問やコメントが増えて来たね!」
・・・「ありがたいことだよ。自分の勉強にもなるんだ(^^♪ 」
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