皆さん、こんにちは！
さて、昨日の続きです。
プレジデント・オンライン（2022年7月9日）に「無謀な命令を繰り返し、部下を無駄死にさせる"乃木希典"のような上司」をスマートにかわす最良の対処法」という記事の結論は、
「絶対に負ける戦に巻き込まれたら…「お腹が痛い」と言って逃げろ！」
というものでした。
そんなことができないから、みんな苦労しているのであり、
この記事は、全く読む価値が無い、時間の無駄、と結論付けました。
通常であれば、私のブログはこれで終わりですが、
この記事の中に、
①乃木希典の旅順要塞の初期の攻略失敗は、「戦力の逐次投入」が原因。
②とんでもない命の無駄遣いも、ある意味「合理的」。
という説明があり、
無能な上司がこれを妄信して、部下を無駄死にさせることが無いように、続編を書きました。
＜参考＞
・・・・・？？？
１．旅順要塞の攻略戦に関する至誠くんの解釈。
この記事の中で、乃木希典の旅順要塞の初期の攻略失敗は、「戦力の逐次投入」が原因との記載がありますが、私はそうは思いません。
強力な防備を固めた旅順要塞に対して、貧弱な装備しかない歩兵をいくら大量に投入しても死者が増えるだけです。
それでは、なぜ、旅順要塞の攻略に成功したのか？
露木希典が旅順要塞の攻略にことごとく失敗している時に、児玉源太郎が現れ、次のように変更したからです。
①戦略の変更。
攻略目標を、２０３高地に変更した。
２０３高地は、比較的防備が手薄であり、「旅順港を見渡せる」という所期の目的も達成できる。
②戦術の変更。
日本の海岸に設置されていた２８ｃｍカノン砲１８門を、２０３高地攻略用に移設した。
（それまでは攻城能力の低い野砲が主であった。）
また、地下道を掘り、要塞を地下から破壊するなどの、今までにない戦術をとった。
③現場主義の徹底（現状把握、コミュニケーションの向上）。
大砲の音も聞こえない遥か後方に軍司令部があったものを、前線近くに持ってきて、現場の状況を把握しやすくすると共に、現場とのコミュニケーションも向上させた。
これらの変更を行った結果、２０３高地を攻略でき、旅順港に停泊している旅順艦隊も消滅させることができました。そして、最終的に、旅順要塞も攻略することができました。
残念ながら、児玉源太郎は５５歳という若さで急逝したため、児玉源太郎の功績は埋もれ、（ある意味で無能であった）乃木希典の神格化が進んだようです。
２．「無謀な命令を繰り返し、部下を無駄死にさせる上司」に対してどうすればよいか？
無能な上司の命令に従っているだけでは、心身共に疲弊し、メンタルを病み、最悪は死に至ることがあります。
それを防ぐために、私の経験の範囲ですが、以下の3つの方法があります。
①上司の指示を半分無視して、有効な戦略、戦術を考えて実行し、成果を出す。
一般的に、成果が出れば、上司は自分がそれを指示したと言って、自分の成果にします。また、勝手に行動したことも許されます。
＊ある程度仕事に熟練し、職場の人から人望がある人の方法ですが、実行は、困難を伴います。
②組合、社長に、「上司にパワハラを受けた」ということで連絡(直訴）する。
＊最近、この事例が多く、上司がパワハラで左遷されるのをちらほら見てきました。
③「こんなことやってられるか！」と言って、椅子を蹴って、出社を拒否する。
＊資産運用で、ある程度のお金を貯めておかないとできません。
３つとも、決してスマートな方法ではありません(涙）
会社に長く勤めていると、無能な上司から無理な命令を指示されることがありますので、参考にしてください。
決して、無能な上司の下で、無駄死にさせられることが無いように頑張ってください。
また、皆さんからの意見・提案があれば、是非、教えてください。
ご参考まで。
・・・「至誠さん、困った時は頭を使わないと解決できないね！」
・・・「ＩＢＭのＴＨＩＮＫ（考えよ）という文化は参考になるね。」
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＊なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。
