皆さん、こんにちは!
さて、私の知り合いのW社長の依頼により、2022年6月18日に資産運用の講演会を開催したのは、過去のブログで報告したとおりです。
その講演会が好評だったので、2022年8月20に同じ題名「準富裕層への道」で第2回目の講演会を開催しました。
第2回も好評で、前回参加してくれたOさんの旦那さん(2回目)とOさんの息子さん(1回目)まで参加してくれ、積極的に質問をしてくれるなど、大いに盛り上がりました。
特に、Oさんの旦那さんからは、水無瀬ケンイチさんの「ほったらかし投資術」の本の紹介をしてくれたり、息子さんからは専門的な質問が出てくるなど、Oさん一家で資産運用の勉強会をしているのが分かりました(嬉)
その中で、Oさんの息子さんの質問が面白かったので、ここで紹介したいと思います。
その質問とは?
「三井住友・DC年金バランス30(債券重点型)を購入してもいいですか?」
というものでした。
私の経験から、「バランス型投資信託は手数料の不明確なところがあるので、個別に商品(株式、債券)を購入したほうが良い」と回答したのですが、本人は納得しません!?
そこで、投資信託の詳細をみんなでチェックすることにしました。
1.ファンドスコア。
楽天ファンドスコアは4なので、悪い投信ではありません。
2.手数料。
買付手数料:なし、管理費用:0.242%。
ぼったくり投信ではありません。
<参考>
3.パフォーマンス。
コロナショック(2020年3月)の落ち込みから、約20%増加しています。
バランスファンドなので、パフォーマンスが低いのは仕方が無いのかなと思った時です。
・・・???
4.運用方針。
運用方針をチェックした時でした!
①国内債券パッシブ・マザーファンドが55%も占めています!
日銀がゼロ金利政策をとっているので、そこから利益はほとんど見込めません。
②逆に、外国株式インデックス・マザーファンドは10%しか占めていません。
昨年、好調であった恩恵を余りうけていません。
その結果、パフォーマンスは低いものになったということです。
<運用方針>
「国内株式インデックス・マザーファンド(B号)」(20)「国内債券パッシブ・マザーファンド」(55)「外国株式インデックス・マザーファンド」(10)「外国債券パッシブ・マザーファンド」(10)(カッコ内は配分比率(%)、短期金融資産に5%)を通じて国内外の株式・公社債に投資する。TOPIX、NOMURA-BPI等5指数から委託会社が独自の比率に基づいて作成した合成指数をベンチマークとする。為替ヘッジは行わない。
この結果を元に、私からOさんの息子さんへ以下のアドバイスを行いました。
<Oさんの息子さんへのアドバイス>
1.日銀がゼロ金利政策をとっているので、国内債券から利益はほとんど見込めない。
そのため、国内債券の比率が大きいバランファンドはやめたほうが良い。
2.私は一部上場企業グループのDC年金に加入していて、その時の成績はグループの上位5%に入っていた。
その時の構成は次のとおり。
①先進国株式(日本除く)、為替ヘッジなし、50%。
②先進国債券(日本除く)、為替ヘッジなし、50%。
3.先進国株式(日本除く)にしたのは、DC年金の選択肢にS&P500が無かったから。
S&P500:50%、先進国債券:50%が投資の王道ですよ。
Oさんの息子さんは、私の説明にいたく納得した様子でした!
ご参考まで。
・・・「至誠さん、いっぱい経験しているから、この辺りは強いね!」
・・・「年長者ですので(-_-;) 」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。