皆さん、こんにちは!
さて、BARRON'S(2023年2月23日)に
「ウォーレン・バフェットの『株主への手紙』に失望した理由」
というコラムが掲載されました。
バフェットおじいちゃんに批判的なコラムが出るのは珍しいですね。
私は初めて見ました。
どんな内容だったのでしょうか?
<参考>
・・・???
コラムの重要と思われる点を下記します。
「ウォーレン・バフェットの『株主への手紙』に失望した理由」(抜粋)
毎年、投資家はウォーレン・バフェットの「株主への手紙」を楽しみに待ち、必読の書となるような洞察力と華やかさを期待している。
しかし、今年は期待外れだった。
11ページの比較的短い書簡のうち、バフェットはわずか2ページでこの1年の出来事について説明し、多くの洞察は得られなかった。
バークシャー・ハサウェイの自社株買いの鈍化、ガイコーのトラブル、後継者問題など、いくつかの重要な問題には触れていない。
<中略>
先を見据えることこそ、バフェットがすべきことであった。彼は92歳で、パートナーであり友人でもあるバークシャー・ハサウェイの副会長チャーリー・マンガーは99歳だ。 彼らはバークシャーの未来ではない。
彼から、「なぜ、今後の経営陣を信頼しているのか?」ということを聞くことができればよかったのだが。
バフェットCEOの後継者と目されるグレッグ・エイベル(60)、巨大な保険事業のトップに留まるであろうアジット・ジャイン(71)、そして現在バークシャーの3000億ドル超の株式ポートフォリオの約10%を運営し、ポストバフェット時代にはおそらく全体を運営するトッド・コームズとテッド・ウェシュラーなど。
トッド・コームズとテッド・ウェシュラーは、バークシャー・ハサウェイに10年以上在籍している。彼らの投資実績はどうなのだろうか。バフェットは、4年前にCNBCで「S&P500にやや遅れをとっている」とコメントした以外、ほとんど発言していない。
アジット・ジャインはいつまで保険事業を経営するのか?バークシャー・ハサウェイが10月に約115億ドルで買収した保険会社Alleghanyの元CEO、ジョー・ブランドン氏がジェイン氏の後継者になる可能性が高いのだろうか?
<中略>
バークシャー・ハサウェイの株価は過去5年、10年とS&P500に遅れをとっており、バフェットが取り組むべき最大の問題はこれである。
バフェットが亡くなった後、なぜバークシャー・ハサウェイは市場を打ち負かすような投資先となるのか?
現在、バフェットが指揮を執り、多くの利点を持つにもかかわらず、世界を打ち負かす投資先としての評判に見合うものではない。
5月上旬の年次総会で、バフェットがこれらの問題に取り組んでくれることを期待したい。そうでなければ、失望することになる。
<以上>
・・・!!!
いかがでしょうか?
コラムで注目すべきポイントは、以下の3点です。
①バフェットおじいちゃんは92歳で、パートナーのマンガーおじいちゃんも99歳。
2人は、バークシャーの未来ではない。
②バークシャーの後継者候補は4人いるが、パッとしない。
(後継者が決まっていない。)
③バークシャーの株価は、過去5年、10年でS&P500に負けている。
(S&P500を凌駕していたのは過去のものになっている。)
中国の蘇洵「管仲論」の言葉に、
「一人によって国は起こり、一人によって国は亡ぶ」
というものがあります。
日本でも、剛腕のワンマン社長が無くなると会社が傾いたという話は何度も聞いたことがあります。
バフェットおじいちゃんの格言や逸話は好きだけど、バークシャー・ハサウェイの株は長期投資に向かないかもしれないですね。
(私見です。)
ご参考まで。
・・・「至誠さん バフェットおじいちゃんには長生きしてほしいけどね!」
・・・「会社の経営は別問題だよ!(-_-;) 」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。