昨日は、勤務中に会社のパソコンでデイトレードをしていたのが見つかり、結局会社を辞める羽目になってしまった人の話をしました。教訓は、会社での株取引はやめましょう。小銭を稼ごうとして退職金まで失う危険性があるということです。
本日は、別の話です。
3.銀行員の話を信じて、外貨貯金。退職金が半分になった!
退職金が出ると、急にお金持ちになった気がします。また、会社で偉くなった人は自分は優秀だと思うようですね。今回は、部長クラスで会社を退職した人の話です。
彼は、今まで定期貯金とか養老保険しかやったことがなかったのですが、老後は自由になる時間も出来たことから、資産運用を始めようと考えました。そこで、証券会社や銀行が主催する資産運用セミナーを受講し、自分なら簡単に資産を増やせると思ったようです。
また、今までは会社でそれなりの地位にあり、周りからチヤホヤされていたのが、会社を辞めたとたん、チヤホヤしてくれる人はいなくなり、寂しい思いをしていました。そんな時に、証券会社や銀行の営業パーソンから「○○会社の部長さんだったのですか? すごいですね!」と言われ、悪い気はしなかったようです。
ある時、今まで付き合いのあった銀行の営業パーソンから訪問営業を受け、オーストラリア・ドルの外貨貯金を思い切って2千万円したそうです。最初は良かったのですが、急に円高が進み、外貨貯金の円換算の価値は半分になってしまいました。彼は、銀行の営業パーソンに文句を言おうとしましたが、既に担当者は転勤でいなくなっており、文句を言うこともできなかったそうです。
彼は、「自分は騙された」「銀行は信用できない」と言っていましたが、お金の知識のある私たちからすると、「自分は無知ですよ」と言っているように聞こえて、寂しい思いをしたものです。
これは極端な例ですが、銀行、証券会社が推薦する金融商品は避けたほうがよさそうですね。銀行、証券会社は、お客様の資産を増やしていこうという考えよりも、手数料収入を増やしていこうという考えが強いように思われます(私見です)。銀行、証券会社が勧める金融商品を買おうとしている方は、一度冷静に考えてみることをお勧めします。
・・・「至誠さんの奥さんも、最近、銀行の勧める投資信託を買おうとしていたのでは?」
・・・「奥さんに、銀行の勧める投資信託はぼったくり投資信託だと分かってもらうのが大変だったよ。年休をとって、一緒に銀行に行き、銀行の担当者の説明を聞いり・・・。」
(これは別の機会に。)
銀行、証券会社が勧める金融商品を買おうとしている方は、一度冷静に考えて!
ご参考まで。
(時間がかかるかもしれませんが)
次回は、どんな金融商品を購入し、どんなことに気を付けるかについて、お話ししたいと思います。ご期待ください。
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。