FIREまで、あと139日です。
さて、今回は、レイ・ダリオ氏のポートフォリオで効果があったと同様に、デイビッド・スウェンセン氏、ジョン・C・ボーグル氏、ウォーレン・バフェット氏のポートフォリオの中にある債権を長期米国債に変えた場合、どうなるかを見ていきたいと思います。
(なお、各氏については本シリーズの過去記事をご参照下さい。)
1.デイビッド・スウェンセン氏のポートフォリオ(スウェンセンと略)
下表のポートフォリオで比較します。
パフォーマンスは下図のとおりです。これから分かるとおり、
・スウェンセン改1は、スウェンセンよりもコロナショックの下落幅を抑えており、最終値(2021年10月)はほぼ同じなので、スウェンセンよりも優れています。
・スウェンセン改2は、スウェンセンよりもコロナショックの下落幅を抑えていますが、最終値(2021年10月)はスウェンセンよりも劣っているので、どちらが優れているとは言えません。個人の好き嫌いの問題ですね。
<結果>
スウェンセン、スウェンセン改2<スウェンセン改1
2.ジョン・C・ボーグル氏のポートフォリオ(ボーグルと略)
下表のポートフォリオで比較します。
パフォーマンスは、下図のとおりです。
こちらは明らかにTLTの割合が増加するほどに、コロナショックの下落幅が抑えられており、最終値(2021年10月)はどれもほぼ同じです。
<結果>
ボーグル<ボーグル改1<ボーグル改2
3.ウォーレン・バフェット氏のポートフォリオ(バフェットと略)
下表のポートフォリオで比較します。
パフォーマンスは、下図のとおりです。
債権が10%しかないので、ほとんど変わりません。
<結果>
バフェット≒バフェット改
ただし、ウォーレン・バフェット氏の場合、巨額の資産を保有しており、生活はすべて債権で賄うものと思われます。その場合は、短期米国債のほうが変動が少ないので良いと思われます。S&P500インデックスはホットケ投資なのでしょうね!(どちらも私見です。)
4.まとめ
各ポートフォリオの債権を、長期米国債(TLT)に変えた場合、効果のあるもの、効果のないものとバラバラでした。やはり、自分でシミュレーションした後に、最適な債権を選択する必要があると思われます。
5.私はどうするか?
私は、現在、①Jリート、インフラファンドの分配金再投資をメインに、②米国株インデックスの定期買い付けをサブとして、資産運用をしています。
FIREした後には、①Jリート、インフラファンドの分配金を生活費に充当し、②米国株インデックスには手を付けるつもりはなく、ホットケ投資を継続するつもりです。
また、**ショックが来ても最低5年分の生活費(現金)を確保しているので、5年あれば**ショックの影響も回避できると思われます。
ということで、私としては、新たに長期米国債を保有することはなく、現状の投資方針を継続していきます。
突っ込みどころ満載のシリーズでしたが、我慢強くお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
・・・「至誠さん、やっと不人気シリーズが終わったね! にほんブログ村のランクもだいぶ落ちたし・・・。」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。