FIREまで、あと115日です。
さて、昨日(2021年11月5日)の日経新聞に、「国内リート襲う三重苦」という記事が掲載されました。
記事の内容は、以下の「三重苦」への懸念から、成長への期待はしぼんでいるというものです。
①金利上昇懸念。
②東京都心5区のオフィス空室率の上昇。
③増資後も投資口価格が再浮上できないケースが増加。
(詳細は、末尾の記事抜粋を参照してください。)
この記事を見て、私は思わず顔がほくそ笑んでしまいました。
それはなぜでしょうか?
・・・?
そうです。
日経新聞に株などの記事が出ると、記事と反対の動きをする場合が多いのです。
それでは、順番に確認していきましょう!
1.Jリートの上値が重い?
記事のグラフは、2021年1月~10月のグラフであり、これを見ると上値は重そうです。
しかし、グラフを、2020年1月~2021年10月に期間を広げ、他の指数も追記してみると、別の世界が見えてきます(図.1参照)。
・東証リート指数は、2021年7月にコロナショック前の水準に戻ったばかりです。
・日経平均は、2021年3月~8月までが踊り場で、9月以降に上昇に転じており、東証リート指数は日経平均に遅れて追従する傾向があるので、上昇に転じることが予想されます。
(現に、10月の詳細データを見ると(図.2)、10月からは上昇に転じており、もうすぐゴールデンクロスを形成しそうです。)
・IYR(米国リート)も同様な動きをしており、10月から反発しています。
これらのことから、日本リートは成長の期待がしぼんでいるというのは、???の感じを受けます。
図.1 東証リート指数vsIYR、VOO、日経平均
図.2 東証リート指数(2021年5月6日~11月5日、Kabutan)
2.それ以外(①~③)。
順番に説明する予定だったのですが、文章が長くなったので省略させていただきます。機会があれば、また、別の機会に。(すいません!)
3.今後の対応。
日経新聞に記事が掲載された翌日に、東証リート指数が上昇(+0.32%)しているというのは皮肉ですね!
私は、①メインをJリート+インフラファンドの分配金再投資(インカムゲイン)で着実にお金のなる木を育て、②サブを米国S&P500インデックスなどのホットケ投資(キャピタルゲイン)で資産を大きくするというやり方をとっています。ただし、現在、Jリート、インフラファンドは割高だと思えるので、Jリート+インフラファンドの分配金再投資は一時中断し、浮いた分配金を投資信託(米国S&P500インデックスなど)に投入しています。
今後、Jリートが上昇しようが、下落しようが、保有銘柄はそのまま保有して、分配金を頂いていく予定です。
ただし、Jリートが上昇した場合、含み益は増加するので、気分はいいですね(笑)
ご参考まで。
「国内REIT襲う三重苦」(日経新聞2021年11月5日)
国内の不動産投資信託(REIT)市場で利上げと賃料の下落、不動産価格の高騰の懸念が高まっている。米国で量的緩和の縮小が決まり、世界的に金利の上昇圧力が強まる。在宅勤務の定着でオフィスの賃料の下落が止まらない一方、日銀などの緩和マネーで不動産価格は高騰している。足元で増資による物件取得が進むが「三重苦」への懸念から、成長への期待はしぼんでいる。
・・・「至誠さん、いつも未来のことは分からないと言ってるじゃないか?こんな投稿をアップしていいの?」
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