FIREまで、あと67日です。
さて、今回は「損出し」についてです。
損出しとは、含み損のある銘柄をいったん売却して損失を確定させることです。そして、翌日以降にその銘柄を買い戻すことです。その結果、その年に確定した売却益にかかる税金を相殺して、節税が可能となります。
損出しした銘柄は、①タカラレーベン・インフラ投資法人(I-タカラインフラF)と②エネクス・インフラ投資法人(I-エネクスインフラF)の2銘柄です。
どちらも、私の資産運用会社が保有する銘柄です。
同時にポートフォリオの整理も行ったので、詳細は省略しますが、
下表のとおり、約▲140万円の損失を確定し、法人税の削減に寄与しました。
銘柄名 | 銘柄コード | 数量 | 単価 | 取得代金 | 諸経費 | 譲渡代金 | 譲渡損益 |
I-タカラインフラF | 9281 | 6 | 106,600 | 689,490 | 703 | 639,600 | -50,593 |
I-タカラインフラF | 9281 | 20 | 106,600 | 2,298,300 | 2345 | 2,132,000 | -168,645 |
I-タカラインフラF | 9281 | 11 | 106,600 | 1,264,065 | 1289 | 1,172,600 | -92,754 |
I-タカラインフラF | 9281 | 9 | 106,700 | 1,034,235 | 1055 | 960,300 | -74,990 |
I-タカラインフラF | 9281 | 3 | 106,600 | 344,745 | 351 | 319,800 | -25,296 |
I-タカラインフラF | 9281 | 9 | 106,600 | 1,034,235 | 1059 | 959,400 | -75,894 |
小計 | -488,172 |
銘柄名 | 銘柄コード | 数量 | 単価 | 取得代金 | 諸経費 | 譲渡代金 | 譲渡損益 |
I-エネクスインフラ | 9286 | 62 | 87,900 | 6,159,700 | 5995 | 5,449,800 | -715,895 |
I-エネクスインフラ | 9286 | 1 | 87,910 | 99,350 | 95 | 87,910 | -11,535 |
I-エネクスインフラ | 9286 | 20 | 87,900 | 1,987,000 | 1935 | 1,758,000 | -230,935 |
小計 | -958,365 |
今回、初めて資産運用会社の1つの法人口座で、損出しをやってみましたが、なかなか難しいですね!
・・・?
1つの法人口座では、損出しをする場合、対象銘柄の時価総額が小さいと、
①銘柄を売却する時に、自分で売却価格を下げてしまう、
②銘柄を購入する時に、逆に自分で購入価格を上げてしまう、
ことがあり、損失を拡大してしまいます。
また、銘柄を購入する場合は、翌日以降に購入しなければならないので、株価の変動により、こちらも損失を拡大させる可能性があります。
個人口座では、別々の証券会社の口座を用いて、1つの証券口座である銘柄を損出し(売却)すると同時に、別の証券口座で同じ銘柄を購入することで上記の問題は最小化できます。(ただし、確定申告が必要です。)
しかし、私の資産運用会社では、税理士さんから「会計処理が難しくなるので証券口座は1口座とし、増やす場合は税理士費用を増額します」と脅されており、上記の手法をとることはできません(笑)
また、クロス取引という手法もありますが、こちらは更に税理士さんを怒らせそうなので論外です(再度笑)
今回の取引では、若干損失を出しました。
同時にノウハウもたまりましたので、来年は頑張りたいと思います!
*参考のために、①おけいどんの損出しを説明した記事、および②クロス取引を説明した記事のリンクを添付しますので参考にしてください。
<参考①>
<参考②>
注)個人の場合、損出しは年内に完了する必要がありますが、法人の場合は決算年度内に完了しておけば問題ありません。例えば、法人の決算期が5/1~4/Eであれば、4/Eまでに損出ししても問題ありません。
ご参考まで。
・・・「至誠さん、先日、長期投資家について熱く語ったばかりなのに、もう株の売買をしているね!」
・・・「はい、私は凡人の長期投資家です (-_-;) 」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。