皆さん、こんにちは!
さて、サラリーマンの方が節税するためにプライベートカンパニー(PC)を設立するのはアリでしょうか?
添付の記事のように、盛んにPCの設立を勧める記事、本、Youtubeなどが出ています。
特にターゲットは、サラリーマンのようです。
<参考>
上記のコラムは中身が無いので(笑)、
一般的に言われているPCのメリット、デメリットを以下に示します。
(1)メリット
①税制面での優遇が受けられる。
②経費にできる範囲が広がる。
③所得を分散できる。
④不動産の流動性を高められる。
⑤相続対策を行える。
⑥社長になれる。
(2)デメリット
①設立時にイニシャルコストがかかる。
②ランニングコストがかかる。
③登記費用が掛かる。
④赤字でも最低年間7万円の法人住民税がかかる。
・・・!!!
株式投資を行っている人は、金融資産の規模がある程度になると、節税対策のためにプライベート・カンパニー(PC)を作ることに興味が湧いてくると思います。
しかし、はっきり言います。
「うーむ」です(笑)
・・・???
私のブログの読者の方であれば、私が会社に勤めていた時に、資産運用会社を作ったことはご存じだと思います。
まず、私が設立したPCのスキームは以下のとおりです(図.1参照)。
・PCの目的は、節税です。
・PCは、合同会社としました。
・まず、私(個人)がPCに運用資金を貸し付け、PCで運用。
・運用で得た利益で、①私への役員賞与、②家内への給料、③税理士の費用を支払います。
図.1 私の設立したプライベートカンパニー(PC)のスキーム
それでは、プライベートカンパニー(PC)の何が、「う~む!」だったのでしょうか?
それは、主目的である節税効果が無かったからです(笑)
節税効果が無かった主因は、以下のとおりです。
・株式の非公開化(TOB)などで、想定外の株式売却益が出た。
・会社から「副業をしている」という指摘を受けないように、自分に役員報酬を支払わなかったので、経費処理の金額を大きくできなかった。
これにより、税金を多く支払う結果となったということです。
それ以外に、会社運営に関する業務(会計、決算、給与、税務、他)はそれなりの負担となりました。
そのため、
節税の効果が出てきたのは、FIREした後でした!
・・・!!!
今回は、サラリーマンをしながら、株式投資の運用だけのプライベート・カンパニー(PC)を設立しようとする人にとっては、マイナスの内容となってしまい申し訳ありません。
しかし、私が気が付いていない方法があるかもしれません。
もし良い方法があれば、逆に教えて頂けると助かります。
ご参考まで。
・・・「至誠さん なぜ、プライベートカンパニーを設立しようと思ったの?」
・・・「新しいことに挑戦するのが好きなんだ。節税以外では、面白いことがいっぱいあったよ(-_-;)」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。