皆さん、こんにちは!
さて、今日は小ネタです。
会社に勤務していながら、①決められた仕事しかしない、②定時が来れば、さっさと帰宅する、③会社への忠誠心とか、会社を改善していこうという意欲が無い、・・・会社は辞めないけど、給料分以外は働かないというスタイル(働き方)が米国の若者の中で流行しているようです。
その名は「Quiet Quitting」、日本では「静かな退職」と呼ばれています。
「静かな退職」では、次のような言葉がトレンドだそうです。
・仕事でさらなる上や先を目指すという考え方を捨てよう。
・仕事だけが人生じゃないよ。
・君の価値は、生産性だけで評価されるものではない。
疲れたサラリーマンには、心に刺さる言葉ですね!
・・・???
私も、今から思い起こせば、「静かな退職」という人に、一人だけ会ったことがあります。
その人(S君)は、東大卒で優秀な人でしたが、大きなプロジェクトでトラブルが発生し、みんなで対策をとっている中でも、定時が来ると「これから学校に行って、授業を受けるので。」と言って、さっさといなくなりました。
「そのような仕事のやり方をしていると周りから理解が得られないのでは?」と思っていると、案の定、半年もしない間にS君は退社してしまいました。
一般的に、①身内に病弱な人がいる、②両親の介護をしなければならない、などの事情があり、それを上司などに説明した後、周囲の理解を得て、毎日定時で帰る(場合によりフレックスで早く帰る)ということは、良く行われています。
しかし、私が知らないだけかもしれませんが、
「静かな退職」という、周囲の理解もなく、自分だけの利害のために、自分で仕事の範囲を決めて行動するのは、日本の会社では難しいのではないかと思われます。
・・・!!!
今年後半から、米国IT企業を中心に、大幅な人員削減が行われています。
そして、「静かな退職」をしている人が標的になっているとか、職場単位に人員削減は行われるので、「静かな退職」は関係ないという意見が入り乱れています。
しかし、再就職を行う際に、「静かな退職」は見破られるでしょうね!
米国大手IT企業の人事の目は節穴とは思えません。
<参考>
<参考>
そんなことを考えている時に、日経新聞のコラム
「令和なコトバ『静かな退職』 表向き社員、心はリタイア」(添付)に出会いました。
<コラム一部抜粋>
「ギャラップ社の2017年の調査によると、コロナ前でさえ日本の「熱意ある社員」の割合はわずか6%! 調査した百数十カ国のなかでも堂々の最下位グループらしい。考えてみれば、この分野なら日本は米国のずっと先を行っていたってこと。
こんなことでアレですが、久々に世界をリード?」
・・・
*ギャラップ社の調査の「熱意の無い社員」と、「静かな退職」は異なると思うのですが(笑)
(私見です。)
<参考>
・・・!!!
最後に、「静かな退職」について、私からアドバイスをさせてください。
日本の会社で「静かな退職」をするためには、上司・周囲の理解が必要です。
そうしなければ、周囲に迷惑をかけ、その結果、自分が浮いてしまい、会社に居づらくなってしまいます。
くれぐれも、安易に流行に乗らないようにご注意ください。
ご参考まで。
・・・「至誠さん 日本には『働かないおじさん』も多くいるんだよ?」
・・・「『働かないおじさん』は要員削減の対象になっていると思うよ。日本の会社も甘くは無いよ(-_-;)」
注)ジョブ型の雇用システムを採用している会社では、「静かな退職」は可能かもしれません。こちらに関しては、知見が無いので何とも言えません。
*1日1回バナーをクリックして、応援していただけると嬉しいです。
*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。