皆さん、こんにちは!
さて、最近、米ドル建てMMF(マネーマーケット・ファンド)の人気が高いようです。
4月6日のBloombergでも、次のような記事がありました。
<一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース>
銀行から貯金流出が続いています。
インベストメント・カンパニー・インスティチュートによると、5日までの4週間に約3500億ドル(約46兆円)がMMFに流入。
総資産額は約5兆2500億ドルに膨らみ、既に新型コロナ禍のピークを上回っています。
政策金利の変動に敏感なMMFでは4%を超える金利を提示しているものもあり、0.5%に満たない銀行預金との差は歴然です。
安全性がより高いガバメントMMFを中心に資金逃避は続くとみられます。
以上
楽天証券でも、4%以上の利回りをつけていますね(4月8日時点)。
為替変動に対応できる人にとっては、良い投資先だと思います。
順調そうに見えるMMFですが、問題は無いのでしょうか?
・・・???
気になる記事が、yahoo!finance(米国版、4月7日)にありました。
「マネー・マーケット・ファンドは、潜在的な債務上限危機にどのように備えているか?」
重要な部分のみ、抜粋します。
・債務上限とは、米国政府が金融債務を履行するために借り入れることができる最大額のことです。上限額に達すると、財務省はこれ以上、紙幣、債券、手形を発行できなくなります。
・イエレン米財務長官は、政府は上限を引き上げずに6月上旬までしか支払えないと述べた。
一部のアナリストは、政府は第3四半期か第4四半期に現金と借入能力を使い果たし、いわゆる「Xデー」になると予測している。
・イエレン米財務長官は、最近、成長するノンバンク部門に対する規制強化を呼びかける中で、MMFは極度の市場ストレス時に取り崩しに遭う可能性があると警告した。
・2008年には、破綻したリーマン・ブラザーズが発行したコマーシャル・ペーパーに過剰に投資していた大規模なMMFが資産売却に遭い、純資産価値が1ドルを割り込んだことがあった。
<参考>
MMFに投資している方は、米国政府が債務上限危機に遭遇した場合、MMFの利回りが大きく下落する、または、MMF自体も下落する可能性があることを理解しておいた方が良いと思われます。
ただし、米国政府が債務上限危機に遭遇しても、それが解決すれば、再びMMFの利回りは回復していくと思われるので、MMFを中長期で保有する人には関係ない話ですね(笑)
・・・!!!
債務上限引き上げをめぐる議会の対立は、ワシントンで定期的に発生しており、市場に影響を与える前に解決されることがほとんどです。
今回も同様だと思いますが、もしもの時にどうなるかだけは考えていた方が良いと思います。
ご参考まで。
・・・「至誠さん MMFを購入するの?」
・・・「今は、TLT、EDVを購入したほうが良いと思っているだ(-_-;)」
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*なお、上記の方法は自分の経験を述べたもので、これから必ず儲かるかどうかは分かりません。投資は自己責任でお願いします。