皆さん、こんにちは!
さて、前回に引き続き、必要最低限の生債券の基礎知識です。
両学長(リベラルアーツ大学)の
「第251回 【初心者向け】低リスクで3.5%~5%の利息が狙える「米国債投資」について解説【株式投資編】」
を見ても分からなかった点について、説明します。
これが分からないと、米国債(生債券)は購入できないと思うので、我慢して読んでください。
<参考>
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・・・???
これは米国債券を発注する時に表示される画面ですが、皆さんはこの記載内容が分かりますか?
私はよく分からず、何度も野村證券の担当者に聞きました(笑)
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注)野村證券の発注画面ですが、表示内容は他の証券会社も同様です。
順番に説明していきます。
1.利率(年・税引き前)。
単価が100であった場合の毎年の利率です。
最小購入額の場合、毎年の利払い(税引き前)は、150,000*4.05/100=6,075[USD]となります。
税引き後は、6,075*0.79685=4840.86となります。
また、購入金額に対する利率は4.05*100/86.17=4.70%となります。
2.単価。
債券にも価格があり、額面100USDに対して、いくらかを表しています。
3.買い付け単位(通貨)。
最小購入額は、150,000*86.17/100=129,255に経過利息をプラスしたものになります。
経過利息については、野村證券の説明が分かりやすいので、こちらを参考にしてください。
<野村證券の説明>
●経過利息について
利付債を売買するとき、受渡日がその債券の利払日と異なる場合には、「買い手」は前回利払日の翌日から受渡日までの日数(経過日数)について、日割りで計算された利息相当分を「売り手」に支払う必要があり、この利息相当分を経過利子といいます。
*買い手は売り手に経過利子を支払い、売り手はその分の経過利子をいただきます。
Q1402アマゾンドットコム(利払日2月22日、8月22日。2023年9月29日受渡)を例にとると、精算金額は下記の通りです。
精算金額$129,879.38= 額面$150,000 × @86.17(=86.17/100.00)に、現地経過利息額(37日分)$624.38を足したものです。
4.最終利回り。
投資金額に対する1年あたりの収益の割合を言います。
最終利回りは、大和証券の説明が分かりやすいので、こちらを参考にしてください。
<大和証券の説明>
*利回りは、次の式で計算できます(SBI証券)。
*野村證券に質問すると、SBI証券と同様の式を教えてくれたのですが、上述のアマゾンの既発債の数値を入れて計算すると、数値が合いませんでした。
引き続き、野村證券に問い合わせているのですが、回答がありません(大笑)
5.それ以外の項目。
見ればわかると思うので省略します。
・・・!!!
長くなりましたが、これで米国債を購入するための検討ができるようになったと思います。
SBI証券、楽天証券共に、米国債、米国社債が充実しており、どれを選んでいいか分かりませんからね!
次回は、どのような米国債、米国社債を選んでいいかを具体的に説明していきたいと思います。
ご参考まで。
・・・「至誠さん 話が長いよ!」